追いコンのこととか。の2。

　そういうわけでおおむねステキな追いコンとあいなりました。幹事を務めてくださったミズノくんとトガワさん、お疲れさまでした＆ありがとうございました。PEN団のみなさんのダンスにはなんてお礼を言っていいのやら。素晴らしすぎる思い出になりそうです。残念だったのは動画を撮影してようつべにアップできなかったことと(動画を持っている人は速やかによこすように)、その場でアンコールするというアイデアを持ち合わせていなかった自分のおろかさくらいですね。在校生のみなさん、本当にありがとうございました。
　思えば私は7年間もPENクラブに在籍していたわけで、それまで先輩や同級生はもちろん、後輩が巣立っていくのも間近で見てきたわけです。卒業するまで長かった、正直長すぎたと思います。それもこれでやっと終わりになるわけです。まあ成績発表如何では留年ということもありえるのですが、それはさておいて…
　ターニングポイントだったのは私が学部を卒業し、同級生たちが社会や研究に巣立っていった3年前です。大学院進学に失敗し奇しくもPENに残ることになった私は、もうかなり年の離れた後輩たちばかりになってしまったPENに対して、正直「話があわねえよ!　お前らちょっとは文学の話しろよ。ぽち氏やシャオと何の話ができるっていうんだ。しかも今年の新入生は男女交えてお寺巡りとかしてるらしいじゃねえか。そんなさわやかなサークルなんてPENじゃねえ!」とか思っていたものでした(昔のPENクラブはもっとむさ苦しくて殺伐としていたのです)。でも例えばガンダムウォーを通じて彼らと話をしたり、恋愛話に首を突っ込んだりしているうちに、だんだん彼らの仲間にも入れてもらえるようになってきたし、割と近いレベルで話をしたり聞いたりできるようになってきました。今でも多少は隔たりのようなものはありますが、少なくとも同年代のOBと比べてその現役感みたいなものはかなり抜きん出ているように自分でも感じるし、院卒業後にも学部卒業生と同じように祝ってもらえたのは私の知る限り私だけです。ここ3年間はほとんど彼らと過ごしているわけで、もはや私にとってのPENクラブは今の現役生と過ごしたPENクラブに置き換わっているように感じます。それくらい今のPENクラブのみんなにはお世話になっているし、先輩後輩という上下関係を超えた親近感も感じています。
　とはいえ実はまだそれに満足しているわけでなくて、もっとPENの後輩たちと一緒にいたいというのが正直な気持ちです。彼らが1回生の頃からずっと仲良くさせてもらってきたすのちゃさんやシャオさん、ちあきちゃんたちの卒業式を、傍で迎えられないのが残念でなりません。それどころか来年も再来年もみんなと学生生活を共にして、今1回生のマームーやトガワさんたちが4回生になって卒業するまで見届けたかったな。みんな恋をしたり大事を成したり揉め事を起こしたりしながらでかい男やステキな女の子になっていって、後輩たちに無闇に先輩ヅラするようになっていくんだろうな。そういうのを部室の隅でガンダムウォーや花札をしたり、バカな思いつきやアニメの話なんかをしながら、長老とか御神木みたいにずっと眺めていたかったなあ。寂しいなあ…私はまだみんなみんなを笑わせたり話を聞いたりできるのに、なんでもうダメなんだろう??　いいじゃんそのくらいさせてくれても。

　とはいえ、家に帰るまでが遠足であるように、ちゃんと成績を確認して卒業式を終えて4月を迎えるまでが卒業です。また来週か再来週には京都に行きますから、PENクラブの後輩のみなさん、もうちょっとの間いしじまえいわ先輩をかまってくださいね。