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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

無防備地域宣言と「キャシャーン無用の街」

賛成サイト↓
http://peace.cside.to/
http://www.ne.jp/asahi/manazasi/ichi/heiwa/muboubi9905.htm
反対サイト↓
http://xdl.jp/hantaitouron/

 なんだか最近「無防備地域宣言」というものが流行っているみたいです。そういうわけで今回は賛成サイトと反対サイトを紹介させていただきました。ここで一生懸命説明をしても上記サイトさんなどよりいい説明が出来るわけがないので、興味のある方は手動で調べてみてくださいな。
 個人的には反対の立場です。なんでかというと、無抵抗・服従によって平和を求めるこのやり方は、私に『新造人間キャシャーン』第14話「キャシャーン無用の街」を思い出させるからです。アンドロ軍団に服従を誓った人々の末路は、それはもう凄惨なものでした。


 平和のために一緒に戦おうというキャシャーンの申し出を銃を突きつけて断り、アンドロ軍団の侵攻に対して無抵抗を貫くというハテナイ市市長。アンドロ軍団は市民をすぐには殺さず、奴隷のように扱う。首輪をつけて四つんばいで歩かせたり、ひざまずかせて椅子代わりにしたり、頭の上に蝋燭を乗せたまま立たせたり。それでも無抵抗のハテナイ市は*1、結局アンドロ軍団に蹂躙され続けて滅ぼされてしまう。絶命寸前のハテナイ市市長はキャシャーンに言う。
「君は私を笑っているだろう。だが、私は自分が間違っていたとは思わない。ただひとつ…君に銃を向けたことだけが悔やまれる」


 暴力や侵略に無抵抗でいることは、それはもう並ではないことなのです。これに賛成の人たちはハテナイ市市長と同じかそれ以上の決意と忍耐力があるのでしょうか? 私にはありません。
 とにかくあなおそろしやアンドロ軍団とブライキングボス。

*1:市長と重役たちの方針が無抵抗なだけなので、市民の中には暴虐に耐えかねてアンドロ軍団に抵抗しちゃう人もいた。もちろん一人では敵わないので返り討ちにあうんだけど、そういう描写もなんか落ち込む。