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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

「3月に降ったセシウム、過去最高の50倍超 気象研観測」以上に怖いこと。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201112010588.html

 気象庁気象研究所茨城県つくば市)は1日、福島原発事故で放出され、3月に観測したセシウム137は1平方メートル当たり3万ベクレル弱(暫定値)で、核実験の影響で過去最高を記録した1963年6月の50倍以上だったと発表した。船を使った調査で、北太平洋上に広く降ったこともわかった。

 つくば市に降ったセシウム137は4月には数十分の1に減り、夏には1平方メートル当たり数十ベクレルチェルノブイリ事故後のレベルになったという。環境・応用気象研究部の五十嵐康人室長は「福島原発事故前の水準に下がるまで数十年かかるのでは」と話している。過去最高値は同550ベクレル(移転前の東京都で観測)。

 この事実も震えあがるほど怖いが、それ以上に怖いのはここ。

 核実験の影響を監視するため、気象研は1954年から放射能を観測してきたが3月末、今年度予算が突然凍結され、観測中断を迫られた。今回の結果は、それを無視して観測を続けた研究者の努力で得られたものだ。(中山由美


 以下余談。
 放射能汚染という地震後の人災を招いた一番の原因は無能な政府が東電と事故後の原発をコントロールできなかったことで、その責任は彼らを選んだ有権者にあるわけです。「マスコミが散々政権交代するのがいいって言ったから」云々は「○○君がいいって言ったから〜」レベルの言い訳に過ぎません(もちろんマスコミの責任はそれはそれとして追及すべき)。逆に、否応なしに今後数十年放射能を浴びせられ、それを防ぐべきリーダーを選ぶ権利すら与えられなかった、選挙権のない子供・若者たちは100パーセントの被害者です。
 責任は有権者全員にあるわけですが、前回の選挙で民主に投票した人は特に、これら人災を自分の責任として受け止めて、次の選挙の時は真面目に考えて行動してください。選挙権持ってる以上、責任ある大人なんだから。