『帰ってきたウルトラマン』
円谷プロのオリジナル作品ではなく、DAICONという昔のSF大会で公開された同人フィルムの方です。同人作品ですが、作ったのは後にガイナックスのスタッフになる面々ですので、出来は折り紙つきです。
普通大学生が作る映像作品は制作費の問題で日常シーンがメインになってしまいがちなのですが、本作品では特撮やミニチュアのシーンがふんだんに使われていてチープさがありません。はっきりいって大学生が作ったものとは思えないです。特にセットやミニチュアの出来がすごくいいので感心させられました。あれが紙でできてるとはなあ・・・話はやや若さを感じましたが、まあ本格的でした。
また、あの庵野監督が監督をしているため、各所に『新世紀エヴァンゲリオン』に似た演出が見られました。そういうところも面白かったです。
「若者の作ったものが見たい!」という人にはオススメです。きっと「アマチュアでもこんなにもやれるんだ」と思わされることと思います。