LM314V21

アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

『メガゾーン23』

 割と好きな作品なのですが、万博のときに丹氏的にはイマイチだったということなのでもう一回見てみました。彼女は一緒に借りてきた『TAXI3』の方を見たそうだったのですが、どうしても先に見たかったので彼女の要求を抑え込んで見ました。
 そういうわけで彼女的につまらなかったら後がひどいな、と思っていたのですが・・・どういうわけか彼女的にもOKだったみたいです。全編にあふれる80年代臭さがツボにはまったようで。「見たくないって言ってごめんなさい」とまで言われるとは。
 で、作品そのものについて。80年代末期の東京が舞台で、友人から不思議なバイクを譲り受けた主人公・矢作正吾が「東京」の隠された秘密を知ってしまう・・・というもの。実は「80年代」ということもストーリーそのものに深く関係していて、その指摘は80年代を生きた人にはかなり身につまされるものになっています。
 また、当時流行っていたもの、制作者がやりたかったものが貪欲に取り入れられている点にも注目です。なんでもアリです。なんでもアリすぎて一つ一つの出来はよくないのですが、なんでもやりたいという当時の若者(=登場人物=制作者)の意気込みが感じられて、個人的には憎めない一作です。