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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

「大学院、来年度から修士論文不要に 筆記試験などで審査」だと…?

http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E4E2E6EB8DE0E4E3E2E0E2E3E39180EAE2E2E2
>修士論文を実質的に不要にするのは広い視野と能力を持った人材を育てるのが狙い。
>従来の修士課程は論文作成のため早い段階から特定の研究室に所属して研究テーマを
>絞ることが多く、博士課程を終えても産業界から
>「専門分野には詳しいが応用が利かず、使いにくい」と評価されてきた。


 いや、その「研究テーマを絞」って専門家を育てるのが博士課程の意義でしょ。


>「博士論文研究基礎力審査」と呼ぶ試験に合格すれば修士号を得られるようにする。
>審査は筆記と面接で、博士課程で学ぶのに必要な専門分野と関連分野の知識、
>研究を自力で進める力などを判定する。


 勉強すれば誰でも通る試験に院生が時間を費やす羽目になって、結果論文も書けない、専門分野も持たない、お勉強だけが得意な博士を量産することになる予感。

 
 これから大学から修士課程に進む人は絶対に増えるので、試験を課して修士課程後期に進むのを難しくするのは悪くないと思う。研究における基礎知識などをチェックするのはいい。でも、専門分野を開拓し確立するための修士論文を書かなくてもOKにするのは反対だ。
 やるなら試験と論文、両方とも、だ。