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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

外国を侮辱する暴言を吐く息子

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/qanda/consul/20061020wn02.htm
 先生のレスポンスがニ段落目の「むしろ」以降息子の主張完全スルーなのに吹いた。




 この文面を読むだけでは息子が外国のどの辺が嫌いなのかとか、両親がそれにどう答えたのかがよく分からない。たぶん息子はネットで色々知識を得てそれを根拠に怒っていて*1、両親はそういうことは無関係に汚い言葉を使うのが目に余る、というようなことを言っているんだと思う。そうすると息子的には両親が"批判精神も知識もないバカ"みたいに見えて、さらにたてつく…というような状況じゃないでしょうか。両者が問題にしているところが違うというか。
 少なくとも両親が問題にしているのは息子の態度というか立ち振る舞いなのだから「国際問題に関しては知らんが、そういう汚い言葉遣いをするのはやめろ。耳障りだ。言いたいんなら正しい知識と言葉で、しかるべき時にしかるべき相手に言え」くらいのことを言えば流石に何が問題なのか伝わるんじゃないでしょうか。
 もちろんその後に息子が問題にしていることについても触れてあげるべきだと思いますが。


 ちなみに私自身は愛国者だし日本の近隣諸国にそんなにいいイメージは持っていませんが(と控えめに表現しておく)、実際に上記の息子さんのような人に出会うとゲンナリします。というのも、そういうタイプの人の多くが"国"というものをあまりに大雑把に捉えているからです。ちょっと考えても政府と国民(性)に分けることはできるし、他にも歴史とか文化とか風土とかいろんな要素があって国が成立しているはず。大体議論に上がる"国"とは政府のことで、文化とかまで憎いというのは「坊主憎けりゃ…」の類だったりします。だから私は例えば「中国が憎い、ウザい。あいつら死ね」とか言う人には「中国のどこが憎いの?」と聞くことにしています。聞いていくと大抵憎いのは政府の方なので、「あいつら」(中国の国民全般)はあんまり関係なかったりします。
 私は最新のアニメや特撮やフィギュアに触れられるという意味で日本や日本の文化が好きですが、小泉前首相や安部首相に諸手を上げて賛成というわけではありません。

*1:先生の言うとおり、おそらく直接的な危害を受けたことはない。まあミサイル飛ばされたり間接的にはいろいろ受けてるのは事実だけど、それを実感した上での批判というのでもないんでしょう。