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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

ニセモノの良心「実名匿名報道問題について」←いいこと言ってる。

http://soulwarden.exblog.jp/17678950/

本来この件で報道すべき点は


アルジェリアの政情や治安状態などの事件背景
・軍が強硬策に出た背景やその練度
・日本政府の対応
・外交面での各国の介入
・ガスプラントの資源戦略上の重要性
・犯行グループの詳細や事件背景


あたりだと思う。

今回の事件において、報道すべき点は山ほどある。そこにおいて報道としての責任を果たしていない中で、被害者の実名という言ってしまえば枝葉の部分のみをこだわって放送する必要なんてまったくない。(被害者を枝葉といっているわけではないので念のため)
つか、国内で取材が簡単なだけだろ。


要は、被害者の実名を流す前に加害者の実名とってこいって言われて、それが出来ていないうちは報道の理念とか矜持とかそんな偉そうな言葉、吐いたらダメです。


 的を獲た指摘だと思います。今回の事件に関する記事の中で、一番しっくりきました。
 記事を書かれた孝好さんは地方テレビ局勤務ということでマスコミ関連の方のようです。「このブログは帰属団体の主義主張とは一切関係ありません。」ということですが、むしろこういった見識がマスコミからこそ出てほしいなあ。
 マスコミにもしっかりした方がいるということが分かったという意味では、今回の事件に関するニュースの中では珍しい、いいニュースです。


 私も、今回の事件で知りたいことはまだまだあります。上記の通りだけど、アルジェリアの政治や歴史を背景に、何故こういったテロリズムが発生するに至ったのか。それに対して日本はどういう立ち位置で、何故狙われたのか。それを報道するのがマスメディアに一番してほしいことなのに、被害者の名前なんてどうでもいいことのように思います。
 もちろん、事件の存在そもそもが疑わしいというのであれば「本当に被害者は存在するのか?」という事実に切り込んでいく必要はあるし、そうであれば被害者のパーソナルな情報を取材するというのも大いに必要性を感じるけど、今回はそういった主旨の報道ではないようだしなあ。

つか、国内で取材が簡単なだけだろ。


 これに尽きる気がします。


 95年の本で「メディア責任制度」かあ。この時に確立できていれば…
 地下鉄サリン事件や大震災のあった年だし、ホットなトピックだったのかもしれません。