tyokorataの日記「後付け血統主義に陥った少年ジャンプの漫画たち ドラゴンボール、ブリーチ、NARUTO、魁!男塾、聖闘士星矢、ワンピース」異議あり!!
http://d.hatena.ne.jp/tyokorata/20120702/1341314298
最近(ここ二十年)のジャンプ漫画は、スポーツものと恋愛ものを除くと、概ね血統主義が多い。孫悟空ですら、サイヤ人という血統主義に後半は犯された。つまり、下級戦士だった孫悟空がベジータを努力で乗り越えるはずが、サイヤ人に生まれなければ戦士に非ずとなったのは社会の構造変化として興味深い
ちょっと待って。他の漫画のことは知らんけど、この件で「DRAGON BALL」を巻き込むのはやめてもらおうか。
最後にベジータを助けた上に人類すべての元気を集め、ピッコロからも悟空からもリスペクトされてるのは、ぽっと出のミスターサタンなわけで、血統主義とやらは否定されているのが本作でしょう。そこを抜きにして「DRAGON BALL」批判ってのはないと思う。
逆に、40年近く前のジャンプ漫画の「マジンガーZ」だって、Zを単独で開発した天才マッドサイエンティスト・兜博士の孫の甲児くんが主人公だし、もっと昔でいえば「源氏物語」の光源氏だって帝の息子なんだから(昔すぎ)、ここ20年のジャンプだけの特徴のように取り上げてどうこういうのはおかしいと思う。いわゆる定番設定ってやつでしょ。
定番だからこそ、それをひっくり返した「DRAGON BALL」終盤の妙に唸らされるわけで、重ね重ね言うけど、そこを読み落としておいて「後付け血統主義に陥った」なんてあげつらうのはやめていただきたいと思いました。

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