012『ダーウィン・アワード』(2007)

　久々の映画レビューです。興味があった映画なので見てみました。「バカな死に方をした人に贈られる、人類にバカの遺伝子を残さなかったという業績を称える賞」という設定。なんか面白そうではないですか?

　☆☆☆
　で、その設定が面白そうだったから、変な死に方した人の紹介百連発みたいなものを期待していたのですが、その期待は裏切られました。話自体は結構普通の映画っぽいもので、そこにダーウィン賞という要素がちょっと絡んで変な死に方した人がちょっとずつ出てくる、くらいの割合。その「映画っぽい話」がほんと可もなく不可もなく、「えっと、まあ、面白かったです」という感じなので、なんとも評価しがたい感じではあります。普通の話なんだけど、別に普通の話が嫌いなわけじゃないし…でも驚きとかは特にないし…
　1800円で見に行ったらやや不満だけど、1000円とか1200円とかならまあ納得かな、という感じでした。
　ウィノナ・ライダーの演じるヒロインの、ちょっと捻くれつつ愛嬌のあるキャラクターは結構かわいかった気がします。一方、ドキュメンタリーっぽく登場人物のうちの一人が主人公たちをずっと撮影しているという設定やカメラ使いは、正直あんまり意味がなかっように思えました。
　あ、メタリカの本物が出てたのでそれは面白かったかも。本物、なんかかっこよかったです。

　と、いうわけで、普通の映画を見たい人やメタリカ好きにはオススメです(?)。