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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

010「トランスフォーマー」(2007)

 現在公開中のハリウッド映画『トランスフォーマー』を見てきました。以下ネタバレありですのでご注意。


 ☆☆☆☆
 どこかの映画レビューサイトで「CGはキレイだけどロボットがポカポカ殴り合ってるだけの物語でした。映画に人間ドラマを求める自分としては駄作でした」というコメントがあったのだけど、そういう人はこの映画の見方を完全に間違ってると思う。人間ドラマを描けるのも映画であれば、飛行機がかっこよく変形するのを描けるのも映画だし、そもそもこの映画のタイトルは「トランスフォーマー」なんだから変形シーンを楽しむのが王道でしょう。


 で、乗り物が変形したり巨大ロボットがポカポカけんかしたりする映画としてみると、この映画はかなり出来のいい一本と言えます。テーマとか人間ドラマとかは味付け程度以下だけど、その分バトルシーンや変形シークエンスで盛り上げてくれます。完璧男の子向け映画です(女の子が見るべきところは…残念ながらあんまりないかも)。


 昔の原作アニメ『戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー』に結構忠実なところも気に入りました。制作発表時のトレーラー映像で社「奴らは身近なものに姿を変えて潜んでいる…」「人類は<トランスフォーマー>に勝てるのか?」みたいなアオリだったので「なんか『プレデター』みたいな映画になってるのかな」と残念がったのですが、杞憂でした。普通にコンボイとかメガトロンとか出てくるし*1、変形するときに「○○(名前)、トランスフォーム!」とか言うし、なんか深遠な背景がありそうでありながらその実正義のサイバトロン軍団と悪のデストロン軍団がバトるだけの話だし、原作に忠実だなあと感心させられました。このマイケル・ベイという監督、ちゃんとアニメ版を見たんだろうなあと思わされます。
 あとギャグシーンが多いのも好印象でした。何よりトランスフォーマーっぽいし、そういうのっていい息抜きになるので助かります。ギャグに関してはまあ女の子でもOKなものが多かったので、そういう面でも息抜きになりますね。


 そういうわけで、ずっと期待していたものがちゃんと期待に応えてくれた感じで満足しました。自分の中でトランスフォーマーブーム再燃で、ニコニコで初代を見直したりしています。エキサイティングトランスフォーマー。ああ、コンボイのおもちゃほしいなあ。

*1:ただ、コンボイの名前が米国版の「オプティマス・プライム」だったのは残念でした。日本ではずっと「コンボイ」って名前だったのだから、馴染みのある「コンボイ」で通してほしかったな。