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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

001『天空の城ラピュタ』1986年

天空の城ラピュタ [DVD]

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 上記のように「たくさん映画を観なさい」という社命なので、これから観た映画のレビューを通し番号つきで書いていきたいと思います。3月31日までに100までカウントできるかな?
 で、記念すべき第1作目はかの有名な『天空の城ラピュタ』です。先日マホさんちチョモヒロと共に主の帰りを待っている間に見ました(その後マホさんは予定の時間に2時間遅れて帰ってきて、朝4時から麻雀を始めました)。超有名な作品だし私も何回も見ているので目新しい発見はないだろう…と思いきや、いつも金曜ロードショーで途中からなんとなく見ていたため、冒頭のシーンをちゃんと見るのは初めてでした。絵本の読み聞かせみたいに始まるのね。
 この作品には「もう、面白いんだから細かいことはいいだろ!」という勢いがあります。よく考えたら世界観とかさっぱり分からないし(パズーが通ったところのことしかイメージできない)、テーマもありがちでそう大層なものじゃないんだけど、とにかくキャラクターの魅力と映像の迫力、怒涛の物語進行で見ている人に突っ込む余地を全く与えません。まさにあっという間の2時間です。すげえよなあ。個人的にはシータのキャラが苦手なので(ハヤオ好みの女の子すぎる)ほとんどその点だけで残念ながらはまり込めないところがあるのですが、宮崎監督の作品の中で一番好きですなあ。監督も老いてこういう勢いだけの作品を作れなくなってきているのでしょうか? 『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』にもムスカが出てれば面白かったのに、とたまに思います。


 ちなみにジブリいっぱいコレクションのVHSボックスセットを宝物にしているほどのジブリマニアであるマホさんに「ジブリ作品の中で一番好きなジブリ作品は何ですか?」と聞いたところ「ウィスパーやね」とのお答えが。『Whisper of the Heart』は『耳をすませば』の英語版タイトルなわけですが、うーむ、ジブリマニアともあろう者が『耳をすませば』が一番好きとは…俺と同意見じゃねーか…
 『耳をすませば』にはハヤオの女性観が出てこないため清々しい気持ちで見られます。近藤喜文監督バンザイだ。でも面白いのはどちらかというとラピュタです。