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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

京都の名店、宝屋が「香来」という名前で転生してた話。

 先日、名古屋・京都・大阪・和歌山をめぐる旅行をしてきたのですが、その中で公共性の高いことだけ切り出してブログにしようと思います。今回はタイトル通りの話。


 宝屋と言えば京都のラーメン屋さんで、京都駅ビル内の京都拉麺小路(ラーメンこうじ)でも昼間には行列ができるくらいの人気店。一時はチェーン店を展開し、いしじまえいわの地元・岡山の駅構内にも出店していたくらい…だったのですが、2010年のある日ぱたっと倒産して、一瞬にして全店舗が消え失せてしまいました。下記の通り、どうやら親会社の破産が原因のようでした。
 別に最後まで味が落ちたとかそういったことはなかったし、いしじまえいわが暮らしていた壬生朱雀町にも店舗があったので、結構愛用していたので、この倒産は私には結構ショックでした。

 
 (参考)(株)グランツ・(株)宝屋が破産 京都宝屋ラーメンが閉店へ
  http://w2chw.blog.fc2.com/blog-entry-112.html

京都宝屋ラーメンの(株)グランツ・(株)宝屋が自己破産へ

京都宝屋ラーメンラーメン店の(株)グランツ(京都市下京区松原通新町東入中野之町179、代表:西田京史)は11月1日全店舗閉鎖、事後処理を向井裕美弁護士(電話075−257−6033)に一任して、自己破産申請の準備に入っている。また同社関連の(株)宝屋(住所同、代表:北原大輔)も閉鎖、事後処理を和田敦史弁護士(電話075−255−5321)に一任して、自己破産の準備に入っている。負債額はグランツが約4億円。

http://n-seikei.jp/2011/11/post-3387.html
【熟成細麺】 宝屋 【京都初】より


 時は流れ、2015年の6月、先日の19日、所用で京都を訪れた際に、行ってきました壬生朱雀町。
 千本三条から四条大宮に続く斜めの通り・後院通を歩いていると、宝屋の跡地に近づいてきました。特に何かを期待するでもなく、ラーメン屋さんの後にはラーメン屋さんができることが多いので、何かお店が入っているかもなあというくらいのつもりで見てみると。



 香来というお店。なんか宝屋と似たような雰囲気の店構え。
 まあ、ラーメン屋さんの見た目なんて似てることも珍しくないし、気にする程のことでもないかと思った一方、少し気がかりでもあったので道路を横断しメニューを確認。すると…



 この見覚えのあるチャーシュー、背脂ののったスープ、細麺…これって宝屋では??
 この時点でいしじまえいわは名古屋でパスタを食べており、正直なところお腹は十分満たされていたのですが、これは確認するしかないなと思い、入店。こんな時、通常私は普通のオーソドックスなラーメンと頼むことが多いのですが、宝屋かどうかを確認するにはチャーシューをしっかり食べる必要があると判断し、チャーシュー麺を注文。
 店内のレイアウト(吉野家っぽいカウンターがメイン)は宝屋の時と同じ。というか、内装もほぼ同じだったような。メニューもだいたい同じ(替え玉ができるようになっていた)、メニュー表のデザインもなんかほとんど同じ。…これは事実上、宝屋と同じでは? この疑念はラーメンが届くころには半信半疑くらいの割合に変わっていました。



 出てきたチャーシュー麺がこちら。
 黄色い面とスープ、薄いチャーシューがなんとも宝屋チックですが、詳しくは以下の通り。

  • スープ:背脂ののった醤油ベース。ほぼ宝屋。
  • チャーシュー:ピラピラでやわらか。まごうことなき宝屋。
  • 麺:細さの感じは宝屋。硬さは少し柔らめで、そこだけちょっと宝屋っぽくなかった。固めで頼めば宝屋か?


 ということで疑念は確信に変わり、ほぼ100%宝屋でした。「香来=替え玉ができるようになった宝屋」と考えてほとんど間違いなさそうです。
 そういうことですので、もし京都のラーメン屋さん・宝屋に未練のある方は、ぜひ香来に行ってみてください。現在は壬生朱雀町の壬生本店と、JR丹波口駅近くの中央市場店の2店舗で営業中のようです。懐かしい味に出会えること必至です。


 前みたいにチェーン展開して、東京や岡山でも食べられるようになるといいなあ。


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