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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

Theoretical Sociology「メディア批評系の卒論をどう指導するか」

http://sociology.jugem.jp/?eid=594

このように考えてくると、メディア批評を卒論でやりたいという学生に対しては、以下のように対応するのがいいような気がする。

1.まず文芸・芸術・音楽の社会学の方法に関する本を5冊以上読むように指導する。
2.それでもなお、メディア批評をやりたいという気持ちが変わらず、実現可能性のある研究計画がたつならばそのままやらせる。
3.無理そうならば、方向性を少し変えてもらう。コンテンツ産業について調べるとか、アニメ・ファンについて調べるとか、作品をめぐる人々の活動のほうを研究してみる。

 私の修論、3.の「コンテンツ産業について調べる」ってやつだったわ。意識的に無理そうでない妥当なテーマを選んでいたのか…
 というか、マスメディアが体をなさなくなった今、メディア批評を社会学としてやるのはすごく難しい気がする。確立した先行研究があまりなかろうし… 加えて、リンク先にも書いてあるけど、作品研究は社会学ではないけど、そっちに傾倒しやすいというさらに大きな難しさがある。。