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コスモフリートコレクションEX スーパー戦隊 レンジャーメカニクス BOX レビュー(書き終えた)。

コスモフリートコレクションEX スーパー戦隊 レンジャーメカニクス BOX

コスモフリートコレクションEX スーパー戦隊 レンジャーメカニクス BOX

 ガンダムシリーズサンライズのリアルロボット系アニメの戦艦のミニチュアをラインナップしてきたコスモフリートコレクションで、待ちに待ったスーパー戦隊シリーズから4種の戦艦を選抜して登場です。その名も「コスモフリートコレクションEX スーパー戦隊 レンジャーメカニクス」! さっきも書いたけど、今回のラインナップに「○○レンジャー」という戦隊が一つもないのに「レンジャーメカニクス」! 別に宇宙に出たこともない戦艦もあるけど「コスモフリート」! 何かおかしい! そして一つ1420円! 選べないのにたけえ! というわけで4つセットで買ってまいりました。

  • バトルシャーク


 「バトルフィーバーJ」(1979)に登場する、バトルフィーバー隊の海底基地、ビッグベイサーから出撃する戦闘母艦・バトルシャーク。一般常識的に即して言えば奇抜なカラーリングですが、今回の4隻の戦艦の中にあっては色・見た目共に割と常識的な方。バトルフィーバーロボットを空輸する他、敵のエゴス怪人と戦うこともありました。



 見た目はこんな感じ。一部パーツの細かいところは別パーツになっていて要組み立てです。中央辺りの赤い翼は開閉します。
 全塗装に加えて汚し加工で、新品なのに使い込んだ感じ! プロポーションとしては気持ち全長が短い気がするけど、個人的にはこれはこれでOK。


 以下ギミック。


 艦が中央から割れて、劇中通りバトルフィーバーロボが出てきます。



 付属のバトルフィーバーロボ。顔などは流石に再現できていない感じもあるけど、この大きさでこの精密さなら文句はないかな。超合金魂版で何故か再現されていなかった鼻梁の銀色の塗装が、今回はちゃんと再現されているのに感心しました。




 肩から下のパーツの付け替えで、シールドや電光剣、鞘を装備した状態に換装可能。これは他のロボットにはない追加パーツ。今回のラインナップでバトルフィーバーロボだけ変形状態がないのと、バトルシャークに格納する際に素手にしないといけないからということで、サービスなんだと思う。
 以上、バトルシャークでした。

  • デンジタイガー


 デンジタイガーの活躍シーンの動画を探していて行きがかり上見つけてしまった、電子戦隊デンジマンの劇場版公式動画。後でじっくり見よう…
 閑話休題、デンジタイガーは「電子戦隊デンジマン」(1980)に登場する戦艦で、デンジランドからデンジファイターを載せて出撃します。どこがタイガー? って感じなんだけど、それはそれとして流線形のボディがイカス。オー、ビューティフルタイガー(そういう歌詞のテーマ曲がある)。
 デンジ星からやってきたわけだから、こいつはコスモフリートを名乗ってもいいと思う。



 羽を広げた飛行形態。こちらもアンテナ等の細かいパーツは組み立て式です。ちなみにこの羽が引き出しにくく、爪を使って粘ること数十分、結局爪の長い彼女にお願いして開いてもらいました。結局塗装がちょっと剝げちゃった。残念。
 ちなみに羽を格納すると水中航行形態になります。流線形なため、潜水艦みたいでかっこいい。



 羽をたたみ、キャタピラを出すことによって戦車形態に。これがまた面倒くさくて、1.側面カバーパーツを外す×4、2.キャタピラパーツを一旦外す×4、3.外したキャタピラパーツを差し替える×4、によって変形完了します。めんどくせえ! まあ、ディティールにこだわっているのはいいことです。単品で1400円以上する高額商品だしね…
 なお、別パーツにて艦後方に装備可能なクレーンもついています。なんか変な親切心溢れる商品だ。



 ギミック。パカパカっと開いて、デンジファイター発進形態に変形。デンジファイターもなかなか精密でいいのですが、中央に固定できるようにしてほしかったかな。



 デンジファイターとは別パーツにてダイデンジンも付属。私が買った個体では、箱の中でブリスターパックにデンジ剣が挟まってしまっており、ぐにゃりと曲がっていました。何をする!
 ダイデンジンもなかなか精密なのですが、一点不満が。実物だと胸の「D」の字の中央に縦線が入ってまるで「エコ」のように見えるのですが、それが再現されていないことが気になりました。そこはこだわってくれ!(そこか?)


 ジャガーバルカンは「太陽戦隊サンバルカン」(1981)に搭乗する巨大空母です。上記オープニングにも出ている、顔がでかくて牙がギザギザした、おおよそ正義の側のものとは思えないあれがそれです。
 実際「マシンロボ クロノスの大逆襲」(1986)でこのおもちゃの色換え商品が「バリガールX」という敵役で登場したりしました。
 でも、オープニングでのキャタピラの重量感は今見ても最高です。



 この見た目、このフォルム。まさにジャガーバルカン。どこがジャガーなんだろう… 細かいカラーリングもシールを使わず、全て塗装で再現されています。ポカリスエットをぶっかけても大丈夫な安心設計。
 ちなみにジャガーバルカンには細かいパーツがないので、組み立ては必要ありません。


 パカッと開いて、中にコズモバルカン(サンバルカンロボの上半身になる戦闘機)を格納できます。本来であれば後ろのツインタワーのような部分にブルバルカン(サンバルカンロボの脚部になる、足としか言いようがない何か)を分離して格納できるはずなのですが、そのギミックはオミット。再現してほしかった…



 コズモバルカン、ブルバルカンとは別パーツにて、サンバルカンロボも付属。出来はよろしいです。
 ブルバルカンが格納できないせいでどうしてもジャガーバルカン+サンバルカンロボ+ブルバルカン(足)という飾り方になってしまうのが不満。ブルバルカンの変形を再現してもらえなかったのは返す返すも心残りです…

  • バイオドラゴン


 バイオドラゴンは「超電子バイオマン」(1984)に登場する母艦で、バイオ星からバイオロボを運んできまた。こいつもコスモフリートと言っていい。
 バイオドラゴンという無茶苦茶カッコイイ名前の割に、お弁当箱か筆箱みたいな見た目で、正直あんまりかっこよくはないです。宇宙から来た割には「BIODORAGON」とか「BIOMAN」とか英語で書いてあるし… あと、予算の都合のせいか、出撃シーンの背景が書き割り(絵)だったのもあんまりいい印象ではない理由の一つです。



 こんな感じ。しっかり「BIODORAGON」って書いてある。でも細かいプリントで再現されているのは好印象。主翼や尾翼は別パーツになります。



 ギミック。正面・側面・背面がパカパカ開いて…



 バイオジェット1号・2号を搭載した空母形態になります。ええっっ…!! カッコイイ…///// 変形によってカラーリングが黒と白に統一され、甲板とブリッジが露わになり、多少ディフォルメされているものの実際の空母を模した形になっています。これはいいわあ…通常形態とは何だったのか…



 こちらも別パーツにてバイオロボが付属。使わなくなったバイオジェット2機は格納しておけるので便利です。




 というわけで、コスモフリートコレクションEX スーパー戦隊 レンジャーメカニクスでした。正直なところ、モノによって完成度がまちまちな印象を受けました。ひとつ1400円以上の高額商品でしかもクローズドボックスなので、好みのものが出なかったらちょっと悲惨です。なのでいっそボックスで買ってしまうのがオススメです。
 まあ、こういう商品はモノとしての出来よりは作品愛の方が重要だと思うし、どれもそこまでひどい出来ではないので、スーパー戦隊が好きな方であればボックス買いしても後悔しないと思います。それに、夢のスーパーマシンとロボットが一堂に会する絵面は、なかなか壮観で満足度高いです。
 個人的には、該当の戦隊のレンジャーキーを集めて、一緒に記念撮影をさせたいです。バトルフィーバー隊と太陽戦隊はもう揃ってるのでいつでも大丈夫だな。電子戦隊とバイオマンは、勢ぞろいまでの道のりが遠そうだ…(特にバイオマン)
 このシリーズが続くなら、次回はぜひダイジュピター(科学戦隊ダイナマン)をラインナップしてほしいなあ。あれはかっこいい。


コスモフリートコレクションEX スーパー戦隊 レンジャーメカニクス BOX

コスモフリートコレクションEX スーパー戦隊 レンジャーメカニクス BOX