はちま起稿「最近のラノベが酷過ぎる とにかく酷すぎる。」がそうでもない件。
http://blog.esuteru.com/archives/5625400.html
こういう表現なら前にも見た気が…と思いだしてみると、マクルーハンの「グーテンベルクの銀河系」だった。タイポグラフィという手法ですな。
- 作者: マーシャルマクルーハン,森常治
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1986/02/20
- メディア: 単行本
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というわけで、別段おかしい表現じゃなくね? むしろ文学の王道で言えば少々古くね? と思っていたのですが、コメント欄を見るにやはり釣りだった模様です。紹介されている本は最近のラノベではなく「虎よ、虎よ!」という昔のSFだそうです。
- 作者: アルフレッド・ベスター,寺田克也,中田耕治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/02/22
- メディア: 文庫
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というわけで釣られた人も釣った人も乙という感じなのですが、このように文学やSFという旧来のジャンルとラノベという比較的新しいジャンルとで文脈や技法が断絶してしまっているのは問題かなあと思います(無駄が多いという意味で)。
いや、温故知新により簡単に「新しいもの」が作れる可能性があるという意味では、こういった文脈の断絶というのもあながち悪いものではないのかもしれません。