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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

「「テレビだからどうだっていいじゃん」子供に言われてショック 民放連が“メディア・リテラシー”のシンポジウム」に見るメディア・リテラシーに対する勘違い。

http://news.livedoor.com/article/detail/6026759/
>この社は子供達に実際に番組を作ってもらうという企画をしたんですね。
>水族館に取材に行って、それを番組にしたんです。
>その水族館にいる魚の数をちゃんと職員の人に確認しないで
>『この水族館には魚が何万匹います』ってナレーションを入れようとしていたんです。
>『それっておかしいでしょ』って放送局の人が指摘したら、
>その子供は『テレビなんだから、どうだっていいじゃん!』と答えた。


 この子の心情は単に「こまけぇこたぁいいんだよ!(例のAA)」だと思いますが、もしきちんとメディアに対するシニカルな視点を持ち合わせていた上でのことだったとしたら(つまり、自分が送り手ではなく受け手の時も常に同じような姿勢で見られるとしたら)、メディアリテラシーとしては相当成熟しているわけで、文中の「メディア・リテラシーの問題」なんかは無いわけです。というのも、メディア・リテラシーはアカデミックな概念で、そもそも「テレビが信じてもらえない問題」ではなく「テレビを鵜呑みにしてしまう問題」のことを指す言葉だからです。


 というわけで、こういうちょっとおかしな感じのシンポジウムを100人単位で実施できるくらい、まだ民放キー局にも体力があるんだな、と思いました。