お客様だけが神なのか?
「お客様は神様だ」という言い方があるけどちょっと違うと最近思っています。…や、違うというわけでもないんだろうけど、「店員は神様だ」という言い方も同時に真ではないか、と思うのです。
お客にとっての店員は商品やサービスに関して何でも知っていないといけないし、どんなことにでも対応できないといけない。そういう意味で店員は客にとっての神である必要があるし、それを期待されていると思うのです。実際私はお店に行ったときなどには店員に神であることを求めてしまいますし、ショボい店員に当たったときのがっかり感といったらないです…
そう考えると、お客と店員のやり取りは金という不思議な魔法の力を備えた気まぐれな神と万能神の対峙とも考えられます。神が乱立し、個人がお互いに神として対立するというのはとある社会学者による現代分析ですが、客と店員の間にもそういう関係があるように思えます。
…会社員として働くようになった今、いい神でありたいなあと思います。どちらの側になるにしろ。