008『時をかける少女』(2006年)
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
今話題の夏休み映画を見てきました。デジモンヴィトンのプロモーションアニメで有名な細田守監督作品ということで、期待が裏切られることはありませんでした。オススメです。
☆☆☆☆
地味に公開中の映画を見るのは久しぶりかも。
昔の映画版の続編にあたる話なのだそうです。主人公の女子高生・真琴のバカっぽさが憎めなくていい感じです。声優はアニメっぽい人は皆無なのですがジブリほどには外してない感じ。地味な青春映画なので、アニメ好きのみならず普通の人にもオススメできる映画だと思う。
公開当初はひっそりと上映されていましたが、各地で話題になり上映館数も次第に増えているようです。まだの人はぜひ。
ちなみにこの細田守監督、当初はあの『ハウルの動く城』の監督を務めることになっていました。お家内のごたごたで降ろされて同作品は結局宮崎監督が手がけることになったのですが、この映画を見て「ああ、ジブリは大きな痛手を負ったんだな」と再確認しました。
ロクな後進のいないジブリにとって、細田監督は次代のエースになる存在だったはず。それを降ろしてその代わりに何の実績もないゴローを掲げることになるとは…この夏、宮崎吾朗監督作品と細田守監督作品が夏映画としてバッティングすることになったのもなにか因縁めいた感じがしないでもないです。