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アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

逮捕9人、不祥事止まぬ京都市 環境局「解体的出直し」

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200608240100.html
 ちょっと前の記事です。
 以前、京都市役所職員の不祥事が多いという話題がお昼のワイドショーで報じられてて、キャスターたちが「これはもう京都市の採用には何らかの構造的な問題があるとしか考えられないですね」とかコメントしてて「? どういうこと?」と思った記憶があったのですが、つまりその問題とはいわゆる同和問題だったわけです。おそらくそのワイドショーの関係者たちは原因が同和地区出身者の優先雇用にあると分かっていたのでしょうが、上記のように言葉を濁す必要があったんでしょうね。
 まあ、犯人と分かっていても確証がない限りは犯罪者扱いしない、という意思の表れなのであれば純粋に立派です。皮肉ではなく、ぜひ他の事件の被疑者に関しても同じ扱いをしてもらいたいものです(もちろんこの事件に関しても)。



 (追記)
 上記のような優遇措置のことをなんて言うんだっけ? とか思ってウンウン頭を唸らせていたわけですが、さっき思い出しました。アファーマティブアクション(wikiでの解説はここ)ですね。社会学の基礎じゃん。忘れるなよ。
 …最近webの研修ばっかりで修論関係全く手を付けてないからなあ。恐ろしくなってきた。


 個人的には(狭い意味での)アファーマティブアクションに関してはそんなに賛成ではありません。機会の平等を保障するのは必要だと思いますが、ゴール地点の差のみを修正するというのはあまりに単純であり、それこそ逆差別や競争原理の崩壊を招くからです。上記の例で言えば、雇用を優先するのではなく麻薬はダメとかそういう当たり前の教育を強化する方が妥当だと思います。それなら京都市以外の職場にも就職できるようになるはずだし。