黒澤監督の遺作ということで。テレビでやっていたので見てみました。
心優しい浪人とその妻が、金がないなりに人に優しく生きていく、みたいな話でした。で、面白いは面白いのですが、なんか物足りない…というのが正直な感想です。主人公が完璧超人すぎるというか、漫画っぽいというか。ちょっと年をとってうらぶれた『るろうに剣心』って感じでした。
映画で漫画っぽいことをすると漫画より漫画っぽくなっちゃうんだなあ、と思いました。
黒澤監督の遺作ということで見たのだけど、彼が担当したのは脚本だけなんですね。監督は『博士の愛した数式』の方なのだそうです。優しい感じなのは似ている…のかな?