『∀ガンダム 地球光』『∀ガンダム 月光蝶』(2002)
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『地球光』の方は人物関係を中心に構成されていて、ドラマとしての見ごたえがあって面白かったです。その分モビルスーツ戦はかなり少ないですが、話が面白いのでOKです*1。富野監督の描く群像劇ここに極まれり、って感じです。次回に続く! という感じのヒキで終わるのも、ワクワクする感じでよかったです。
一方メカやアクションをメインにもってきた『月光蝶』はイマイチ乗り気になれませんでした。これはTV版でも同じなのですが、ローテク地球人とハイテク月人(ムーンレィス)との確執が∀の存在によってギリギリ保たれている、というシチュエーションが面白いのに、後半は安易に共通の敵を出してしまったのが残念すぎます。しかもギンガナム(共通の敵)、なんかかわいそうだし。ディアナ様はギンガナムにこそ優しくしてあげるべきではなかったのではないでしょうか? という前回見たときも思われた疑問(というかひっかかり)がまた出てしまいました。Vガンダムの後発なんだからそれなりの意味はあるはずなんだけど、私にはまだよく分かりません。
TV版のダイジェストなのでこれだけ見てもあまり面白くないかもしれませんが、個人的には「これぞガンダム」と胸を張って言える数少ない一作です。もし興味のある方は一回見てみて、意味分からなかったらTV版にも手を伸ばしてみてください。わりとオススメです。
*1:しかしテレビ版で印象的だったハイパーハンマー使用のシーンや手刀のアクションが見られなかったのは残念でした。