LM314V21

アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

ガンダム三昧。

 昨日、彼女と一緒に『機動戦士ガンダム』第43話「脱出」、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『機動戦士Vガンダム』第51話「天使たちの昇天」を見ました。最終回くらべですな。彼女と一緒に見ることによっていろいろ発見や再確認があった(無理を強いた)。
 一番スタンダードに面白かったのはやはりファーストでした。ちゃんと話が収束していく感じで。やや打ち切りゆえの忙しさはあったけど、さすが。
 『逆襲のシャア』は前回見たときはチェーン(アムロの彼女)がウザかったのが印象的でした。好きなキャラクターだったんだけど、アムロに露骨なアプローチしすぎてて。しかし今回見た感じでは、むしろアムロのダメさが際立っていたように感じた。イチャイチャしてくるチェーンに対してそれほど気がないからか、彼女をすごい適当に扱ってる。声かけられても目を合わせもしないし(世辞は言いながら)、チェーンが死んだときでさえ何も感じてない。ニュータイプのくせに鈍感すぎ。ララァほど好きでないなら、それ相応の誠実な態度を示すべきだったと思う。結局アムロメカフェチのまま大人になっちゃったヤツって感じがしました。キスの前後も「フィンファンネルで勝てるさ」とか言ってるし・・・
 よく考えると『逆襲のシャア』に出てくる人物は、どいつもこいつも全然分かり合えてなくてすれ違ってばっかり。「人は分かり合える」というファーストで出した一応の結論を「そんなに簡単じゃねえよ」と否定したいために作ったのが『機動戦士Ζガンダム』と『逆襲のシャア』ということを再確認しました。
 で、『Vガン』はというと、私はもう何回も見ていてテーマを押さえた上での見方をしているからカテジナはストーリー盛り上げ役って感じであまり注目しないのだけど、今回は初心にかえったような視聴スタイルで彼女に注目することになりました。そう見ると、ファーストのハッピーエンド感に比べてVの終わり方は素直に見ればやはり「あまりにも悲しい」って感じでした。一緒に見ていた彼女の「うわー、生き残るの悲惨・・・」というコメントが印象的でした。
 しかしテーマを押さえて見た場合、ちゃんとハッピーエンド的に終わっているということが分かる。ファーストの楽天的な人間観に対して逆シャアで異議申立てをし、止揚したのがVガンということができると思う。ただ分かり合えないだけじゃねえぞ、って感じ。
 比較しながら見たり他人と一緒に見たりすると、いろいろ発見があって面白いです。ちょうど手元にあるから、『機動戦士Ζガンダム』最終話と『機動戦士ガンダムF91』も彼女と一緒に見たかったなあ(無茶を言う)。