LM314V21

アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』

 昨日の放送だったんだけど、遅れ馳せながら感想をば。
 このアニメ、歌姫ラクス・クライン(に扮したミーア・キャンベル)という人物のライブのシーンがたまにあるんだけど、今週も冒頭がそういうシーンでした。戦艦が基地に着艦して、なんか人だかりがあるな、と主人公たちが顔を出したら、その歌姫が野外ライブやってました、という感じ。
 で、このラクスだのミーアだのがまあ一応歌姫ってことになっているのですが、見た目から歌から、とても歌姫とは思えないようなデキなのです。ピンク髪がチチとかケツとかプリプリさせながらアニメみたいなブリブリした動きをして(まあアニメなんだけど)、観客は「エルオーブイイーラーークス」とかいってんの。もちろん男の声で。
 あのね、それは歌姫じゃなくてアイドルでしょ。しかも日本の。もっと言えばおにゃんことかの80年代か、つんくプロデュースかどっちかの。そんなのアニメの中で再生産するなよ。しかもよく見たら客はザフト軍(遺伝子改良された新人類という設定)。お前ら、遺伝子操作を受けて生物としての能力は上がったが文化的なセンスはダメになっちゃったのか。私はもう、こいつらが出てきたら思わず目をそむけてしまいますよ。これは抽象表現ではなくて、本当に。だって恥ずかしいんだもん。自分はアイドルオタってわけじゃないけど、オタの底辺とも言われるアイドルオタの様相を、オタクメディアであるアニメで再現するなんて。濃すぎます。出過ぎた茶を急須に戻すような行為です。
 制作スタッフの歌姫とかアイドルとかに関するイメージは、そんなのしかなかったのでしょうか。幅狭すぎ、というか、学がなさすぎです。そういう人たちが作る作品ははっきり言って下品に見えます。ああいう下品なものでバカな中高生をよりバカな方向に誘うのはやめていただきたいです(というのは、私自身バカな中高生だったから)。
 でも、こんな作品でも大人気なんだよなあ。私としては他にもいろいろアレな点はあったんだけど、このくらいにしておきます。