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LM314V21

アニメや特撮やゲームやフィギュアの他、いしじまえいわの日記など関する気ままなブログです。

ファンタジア

自作を語る「誰も知らない悲しさ」

記録によると、この話は岡山県立岡山操山高等学校文学部発行の季刊誌「すみれの花とぶたの鼻」77、78号に掲載されたものらしいです。私の記憶が正しければ、この時は部員からの原稿の集まりがよく、一冊の冊子に全ての原稿が掲載できなかったため、77号と78…

夢見る者たちの楽園 ファンタジア「誰も知らない悲しさ」

暗い夜を一人で帰途につき、人とのやりとりの疲れを背負ったまま部屋のドアを閉め、鍵をかけると、緊張が消えて楽な気分になった。本人さえよく分かっていないが、この長い黒髪の女はそういう人間である。仕事の荷物を玄関扉に立てかけ上着を放ると、しかし…

自作を語る「告白」のつづき。

この話は操山高校文学部刊行の季刊誌「すみれの花とぶたの花」"C,F SPECIAL"に掲載されたものである…と記録に残っています。何故こういう書き方になってしまうのかというと、この"C,F SPECIAL"が何を意味するものなのか、今や私自身もよく分からないからです…

自作を語る「告白」

==== この話は操山高校文学部刊行の季刊誌「すみれの花とぶたの花」"C,F SPECIAL"に掲載されたものである…と記録に残っています。何故こういう書き方になってしまうのかというと、この"C,F SPECIAL"が何を意味するものなのか、今や私自身もよく分からないか…

夢見る者たちの楽園 ファンタジア「告白」

生まれに恵まれなかったジャックとエリーは、各々自分だけを信じ、持てる才能だけを武器に生きてきた。しかし身勝手な考えは自身を落としていくもので、殺しに手を染め、それに動じない心を持つようになった。暗殺者集団に属し幾度も仕事をこなし、それを通…

自作を語る「ムシデン(わかれ)」

この話は操山高校文学部刊行の冊子「すみれの花とぶたの花」76号に掲載されたものです。たぶん高校2年生か3年生だったと思います。 前回「動く心」でちょっとロマンチック? な話にチャレンジしたので、その次回作である本作はモロに恋愛ものをやっています。…

夢見る者たちの楽園 ファンタジア「ムシデン(わかれ)」

あとから聞いた話ですが、あのひとが町を訪れたのは、私と会う一週間も前だったそうです。旅人の気持ちは私にはよく分かりませんが、普段から一人で暮らし、孤独に慣れていても、時には人の住む場所が恋しくなるのでしょう。あのひとも人とのふれあいを求め…

自作を語る「動く心」

この話は岡山県立岡山操山高等学校文学部発行の季刊誌「すみれの花とぶたの鼻」第75号にに掲載されたものです。何歳の頃のものだろう…17歳か18歳だったと思います。 私はそれまで恋愛ものとかそういうものをほとんど書いたことがなかったのですが、ギャグも…

夢見る者たちの楽園 ファンタジア「動く心」

ミーナは荷物を下ろし、大空を仰いでその感想を素直に述べた。 「今日は、こんなに夜が光って見えるよ」 頭の上には雲一つ無く晴れて透き通った夜空だ。遙か宇宙の恒星達は思い思いの光でその壮大なスクリーンに美を与え、手を伸ばせばその中に納まりそうな…

自作を語る「近寄られると腹が立つ」

この変なタイトルの話は操山高校文学部刊行の冊子「すみれの花とぶたの花」の74号に掲載されたものです。高校2年生にはなっていたかな。私にはネーミングのセンスがあまりないようですね。 今回はどちらかというと「うどん屋の〜」寄りのギャグっぽい話で、…

夢見る者達の楽園 ファンタジア「近寄られると腹が立つ」

昼の街並みは真冬であろうと賑やかなものだ。川を挟んだ二本の街道の両脇には大小様々な店が連なり、その前には食料品やアクセサリーが所狭しと並んでいる。道行く人を一人でも多くつかまえようと声を上げる若者の姿も珍しくない。 橋の上を、若いアベックが…

自作を語る「Just a friend」

この短編らしき読み物は、高校の文学部刊行の冊子「MUSE」(ミューズ)の6巻に掲載たものです。いつだったかなあ、1年生の時か2年生になってたか*1… 知っている人は知っていると思いますが、作中に出てくる歌は「浪漫飛行」という80年代の曲です。もちろん著作…

夢見る者達の楽園 ファンタジア「Just a friend」

どんなに強く輝く太陽も、時が経てば夜がきて必ず沈む。それは道理である。 サハファ・キングダムの首都ゾワードにも、そこから八日程歩いた所にある旅人達の酒場「砂漠の娘」亭にも、平等に夜はくる。 このよく晴れた夜空の晩は、何故か「砂漠の娘」に人が…

自作を語る「自分の首を絞める男」

「自分の首を絞める男」は高校1年生の夏ごろ(だったと思う)、季刊誌「すみれの花とぶたの鼻」第73号に掲載させてもらったものです。 1作目の「うどん屋の決闘」は当時主流だったファンタジーものの短編に倣ってギャグものにし、次のものはシリアスっぽいもの…

夢見る者達の楽園 ファンタジア「自分の首を絞める男」

乾いた音をたててドアが開かれた。朝日を逆光に立つのは一人。大きなリュックと剣、それらが彼が旅人である事を示していた。彼はからっぽの店内を一瞥すると、真っすぐにカウンターへと歩みよった。荷物を置き、安っぽい椅子に腰を落とす。そのどろくさい顔…

自作を語る「うどん屋の決闘」

今後この「自作を語る」では、この週に紹介したお話の解説をしていきたいと思います。一応昔書いた話ですよ? 今書いたんじゃないですよ? ということを告知しておきたいので…あとこういう文章を書いていれば自分でも思い出すことがいろいろありそうだし、思い…

夢見る者達の楽園 ファンタジア「うどん屋の決闘」

日が沈んで時間も過ぎた。きついオレンジ色だった西の空は、今は濃い藍色にぼやけている。バザーや旅人、乞食や果物の叩き売りやスケボー少年や泥棒などで賑わっていた大きな街道も、すっかり昼間の活力というものを失ってしまい、道沿いに連なる民家の窓か…